不法投棄が発生しやすい地理属性とその発生確率の解析

Tomohiro Tasaki, Yasuhiro Matsui, Takatsune Kawahata, Masahiro Ohsako, Wataru Takagishi, Akihiro Morita

Research output: Contribution to journalArticlepeer-review

Abstract

不法投棄の効率的な監視を支援することを目的として, GIS情報を用いて不法投棄が発生しやすい地理属性とその発生確率を解析した。まず, 不法投棄データとして, 市区町村を単位とする608市区町村の圏域データならびに25mメッシュを単位とする421件の現場データを整備した。そのうえで, 事前調査等により不法投棄の要因候補と考えられた31の地理属性について不法投棄の相対発生確率を求め, 不法投棄が発生しやすい地域の地理的特徴を定量的に明らかにした。最後に, 地理属性の相関分析, 因子分析, 不法投棄要因としての説明性の考察などを行って地理属性を絞り込み, 不法投棄に関係する主要な地理属性を選定した。選定された地理属性は, 人口密度, 一人あたりの所得, 失業率, 地形分類, 道路からの距離, 主要道路からの距離, 森林縁深さの7つであった。
Original languageJapanese
Pages (from-to)1-10
Number of pages10
Journal廃棄物学会論文誌
Volume15
Issue number1
DOIs
Publication statusPublished - Jan 2004

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